インスリン注射のやり方のコツや注意点
糖尿病のインスリン療法の注射の打ち方のコツに関して説明します。インスリン注射は、お腹の皮膚を皮下脂肪ごと
つまんでもらい、そこに注射するようにします。
皮膚と筋肉の間の皮下組織に打ちますから、
それほどの痛みは感じないでしょう。
注射だから痛いであろうと身構えているとそうでもないので、、意外と楽にできるものなのだと拍子抜け
してしまうかもしれません。
注射の際の針を刺す角度は、45度〜90度です。
皮下脂肪が厚い場合は90度くらいの角度で、皮下脂肪が薄い場合は45度くらいの角度で針を刺して下さい。
打つ場所については、お腹、二の腕、太ももがいいといわれています。
しかし、二の腕はつまむのが難しいですから、お腹や太ももに打っている方が多いそうです。
毎回2センチから3センチくらいずらして針を刺して、同じ箇所に注射しないようにちょっとずつ打つ場所を変えましょう。
いくつか注意事項もあります。
必ずインスリン単位を守るという事と、白く濁っているインスリン製剤の場合では必ず使用前に均一に混ぜ合わせることが重要です。
それに、空打ちをして、インスリンがちゃんと出ているかを確かめる事も忘れないように行いましょう。