インスリン製剤にも種類がある?
インスリン製剤にも種類があるのです。作用の現れる時間、作用のピーク時間、作用の持続
時間などによって種類が分かれています。
超速効型、速効型、中間型、混合型、遅効型(持続型)、持効型と言った種類に分類されることが多いです。
超速効型は、発現時間が0.1〜0.4時間で、最大作用発現が0.5〜1.5時間、持続時間は3〜5時間になります。
代表的な製剤しては、ノボラピッドやヒューマログなどがあげられます。
速効型は、発現時間が0.5〜1時間で、最大作用発現が1〜3時間、持続時間は6〜8時間といわれています。
代表的な製剤は、ノボリンR、ヒューマリンR、ペンフィルR、ノボレットR、ヒューマカートRなどですね。
中間型は、発現時間が1〜3時間で、最大作用発現が8〜10時間、持続時間は18〜24時間です。
代表的な製剤は、ノボリンN、ヒューマリンN、ペンフィルN、ヒューマカートNです。
混合型は、発現時間が0.5〜1時間、最大作用発現が2〜10時間、持続時間は18〜24時間と言われているのです。
ノボリン30R、ヒューマリン3/7、ペンフィル10R〜50R、ノボレット10R〜50R、ノボラピッド30ミックスなどが混合型の代表的な製剤です。
ノボラピッド30ミックスのみ、発現時間が0.1〜0.4時間と短くなっているのです。
遅効型(持続型)は、発現時間が4〜6時間で、最大作用発現が8〜24時間、持続時間は24〜28時間です。
代表的な製剤は、ノボリンU、ヒューマリンUなど。
持効型は、発現時間が1〜2時間で、明らかな最大作用発現はないでしょう。
持続時間は24時間とされており、代表的な製剤はランタスです。
適切なインスリン製剤を使って、健康的な人のインスリン分泌のパターンに近付けることにより、健康的な体を取り戻せるようになります。